このたび5年に一度の国民の義務として実施される国勢調査の調査員を務めました。地域の役員をしている主人から頼まれ、一生に一度ぐらい役に立てればと思って引き受けたのです。
以前は対人対応で、昼間仕事をされて留守のお宅には何度も足を運び大変だったというお話を聞きました。今は改善され、提出する書類も郵送かインターネットでも良くなりました。
地域活動支援センター(地活センター)で説明会が実施され、概要を把握するために参加しました。総務省からダンボールが1箱届き、辞令、ネームプレート、文房具、クリアファイル、書類、担当地域の地図、大きな回収袋等でかなりの重量でした。
私が担当する地区の方は約80軒。場所の確認、エレベーターのないマンションでは、鉄の階段の上り下りをしなければならず、高齢の私にとっては必死でした。 ポストも様々な形態で時代を感じながらポスティングをいたしました。
その後、全員からの協力がもれなく達成されるよう呼びかけのチラシを2度投函しました。最後は、すべての書類をまとめて地活にお届けして完了でした。
「何のための調査?」というお尋ねもありました。日本に住む全員の人数の把握により防災時のため、小選挙区制の決定のため、地方交付税配分のためほか、コンビニ等の出店の基礎資料にもなるそうです。
重い種類を持ち歩きながら投函したり、名簿のチェックをしたり、暑い中、主人に助けて頂きながら務めることができました。
徐々に改善はされているものの、実際に担当してみると大変な労力が必要で、次の時代の方々が少しでも負担の少なくなることを願いました。歩かせて頂いたおかげさまで、自分の身近に住むご近所さんをより知ることができました。元気ならばこの次も(?!)と思いました。 ありがとうございました。
与謝野晃子
