文京教会のホームページ開設を祝う

 東京西支教区長の佐藤浩士です。
 新年あけましておめでとうございます。
 令和七年が皆さまにとってより良き年でありますようお祈り申し上げます。

 さて、今年は本会にとって大変おめでたい年であります。
 それは、会長先生がお健やかに米寿をお迎えになることです。お元気で私どもにご指導くださっている会長先生のお姿を拝しますと、とてもありがたく、嬉しく感じるとともに、常精進のお手本をお示しいただいているように感じております。

 また、本会も会長先生と同じ昭和13年生まれですから、立正佼成会もめでたく米寿を迎えるわけで、二重のお祝となります。
 しかしながら、たんに“おめでたい”と喜んでいるだけではいられないように思います。この米寿という慶事を通して、私たちの信仰がより深まっていく、教会サンガが菩薩を育てる苗代として、よりいきいきと菩薩が育っていくような、そのような精進が大切ではないかと感じていますがいかがでしょうか。

 そのためには、各自が菩薩の自覚を深め、思いやりをもって相手の心の声に耳を傾けていくこと、自らも人格向上をめざして精進していくことが大切だと思います。
 また、菩薩の修行は「六波羅蜜」と教えていただいていますが、その最初が布施です。人に教えを伝える法施、自分の身を使って奉仕する身施、自分の持っているお金や物を施す財施の実践を心がけていきましょう。それは諸の徳本を植え、仏の智慧に至り、真の幸せにつながる大道であると思います。

 このたび文京教会では、ホームページを開設されました。それは教会の情報や思いを社会にむけて発信することであり、教会サンガを一般社会の方々に理解していただく有効な手だての一つだと受けてとめております。
 さらには宗派や教団の壁を越え、宗教への理解や信頼が高まり、地域に暮らす人びとの人間性がより豊かになっていくことに寄与できれば本当に素晴らしいことではないでしょうか。その意味で、このホームページが今後ともよりよく育ち、豊かに結実されることを心より願いお祝い申し上げます。

合掌

2025年1月11日
立正佼成会東京西支教区
支教区長 佐藤浩士